◆商品概要
日本唯一の「透明タンク醸造」方式による純米大吟醸。「透明タンク醸造」では、酒造りに欠かせない微生物、”酵母”本来の自然な動きを優先し、繊細できめ細やかな発酵管理をすることができます。
無駄に負荷をかけることなく、自然発酵を追求した丁寧な管理を経たお酒は、やさしく優雅な味わいの酒質となります。
IWC(International Wine Challenge)2018にて、大会推奨賞(Commended)を受賞。
無料包装 | 対応可 |
有料包装 |
以下の有料包装用ギフト箱・カートンから、ご希望のものを必要数量分お選びください。 |
※梱包・包装・熨斗についての詳細はこちら
◆商品情報
原材料名 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料⽶ | 栃木県産酒米 |
精⽶歩合 | 50% |
アルコール度数 | 16% |
内容量 | 720ml |
特定名称・分類 | 純米大吟醸 |
タイプ | 香り高く華やかタイプ |
日本酒度 | 4 |
生/火入れ | 火入れ |
◆コンセプト・説明
日本唯一の「透明タンク醸造」方式による純米大吟醸。
「透明タンク醸造」では、酵母本来の自然な動きを優先した、繊細できめ細やかな発酵管理をすることができます。
◆飲み方・ペアリング例
素材を活かしたあっさり目の食材、コー ス料では前菜系とともに嗜むのがおすすめです。和食だけでなく、洋食にも合います。
ぜひ、5℃〜10℃に冷やし、グラスで味わってみてください。
◆お客様の声(一部抜粋)
・スッキリとして美味しいから購入。(50代・女性)
・お米の味がしっかりするのにスッキリ飲みやすく、美味しかったです。(30代・女性)
・しっかりと味わいがありながらも、雑味を感じないお酒。(50代・男性)
種類で選ぶ>日本酒>純米大吟醸>透明タンク醸造
容量で選ぶ>720ml
価格帯>¥3,000~¥4,999
好み・味わいで選ぶ>香り高く華やかタイプ>辛口タイプ
目的で選ぶ>おすすめ商品>定番商品>鑑評会・コンテスト受賞商品
(クリアブリュー)
自然発酵を追求する「透明タンク醸造」酒
純米大吟醸を
『CLEAR BREW(クリア・ブリュー)』は、日本酒造業界で稀有な醸造方法、”透明タンク醸造方式” によって丁寧に少量生産する純米大吟醸酒です。
クリア(透明)タンクによる醸造では、酵母本来の自然な動きを優先した、繊細できめ細やかな発酵管理をすることができます。
無駄に負荷をかけることなく、自然発酵を追求した丁寧な管理を経たお酒は、やさしく優雅な味わいの酒質となります。
オーダーメイドの「クリアタンク」を初導入して、今まで無かった特殊仕込みの経験蓄積を経て醸す、最新のクリアタンク醸造による純米大吟醸酒(しぼりたて新酒)です。
自然発酵に逆らわず管理した「クリアタンク醸造酒」の味わいをぜひお楽しみ下さい。
※CLEAR BREW:クリア・ブリュー、「クリア(透明)タンク醸造」の意。
通常、日本酒の仕込みは「ホーロータンク」を使うことが一般的です。
雑菌汚染のリスクも少なく、作業性も良いことから、現在ほとんどの酒蔵で利用されている一般的な仕込みタンクです。
仕込みタンクの中で最も長い醸造工程である発酵過程、醪(もろみ)を管理します。
かつて酒造りに携わる職人たちは、表面の状態(泡の高さや粘度、色など)で日々醪(もろみ)の健康状態を判断していました。
杜氏(とうじ)と呼ばれる醸造最高責任者は、長年の経験と感覚から、表面の状態と発酵の関係性を経験則的に判断していました。
たとえば、温度調整や櫂入れのタイミング、追水と呼ばれる加水の量や時期の決定には、表面の情報が頼りだったのです。
当然、側面の状態を見てみたいという人は数多くいたはずと想像できます。
そもそも、なぜクリアタンクの導入をしようと思ったのか?
木桶や甕壺(かめつぼ)など、別の素材ではなかったのか?
きっかけは、水族館でした。
クラゲが漂う水槽の様子が、(職業病でしょうか)お酒に見えたことから始まります。
クラゲは水の対流に身を任せて漂っていますが、お酒の世界では、目に見えない酵母たちが発酵を行いながら、押し合いへし合いして対流を生み出しています。
ここで、酒造りをする人であれば誰しもが感じるであろう疑問が浮かびます。
「お酒の発酵過程である、醪(もろみ)の動きは実際どうなっているのか。」
既存のホーロータンクや木桶では実現できない、発酵過程の「見える化」によって、職人の経験則と感覚を明らかにできるのではないか。
さらに、可視化によって新たな管理方法を切り拓くことができるのではないか。
そのように考え、今までありそうで無かった「通常仕込み規模のクリアタンク」の導入を計画し始めました。
しかし、物事は単純には進みませんでした。
そもそも、醸造用器具として、木桶やホーロータンクは存在しますが、当然ながらアクリル製のクリアタンクは存在していません。
たとえば、耐久性やコスト、光の問題や品温管理の問題、タンク形状や酒質に与える影響など、クリアすべき課題が色々とあることが分かりました。
また、耐久性やキズ付きやすさを考えると、醸造作業をする上で大変気を使い、手間もかかるものであることは間違いありません。
導入を検討していくに連れて、通常のホーロータンクと比べると、作業の
手間もコストも非常にかかることが分かりました。
そのため、従来業界でわざわざ導入されてこなかったことも納得できるものだったのです。
それでも、醪の発酵過程を明らかにしたい。
その一心で導入における課題を一つ一つ解決しながら、実際にクリアタンクを製造して頂けるメーカー様を探していきました。
当初、醸造器具メーカー様に問い合わせましたが、初の試みでもあり、あまりに特殊なこともあって、対応していただくことが出来ませんでした。
再び、タンクの形状や仕様を模索・設計し直し、全国を探し回りました。
結果、ご協力頂けるメーカー様にようやく出会うことができました。
そして、2017年3月。
日本酒造業界では例外的となる、実際の仕込みサイズのクリアタンク(透明タンク)をようやく導入するに至りました。
現在、当社の蔵に鎮座しているアクリル製のクリアタンクは、規模、材質ともに日本酒業界でまたとないオーダーメイドのタンクになります。
クリアタンクで仕込むお酒は、次の2つをコンセプトにしています。
- 酵母の自然な動きを見守り、
自由な発酵を優先する - 自然発酵に逆らわず、
酵母の生き様をそのまま映す
日本酒造りの世界では、目に見えない生き物を相手にしています。
例えて言うならば、微生物が主役で、人間はそのお手伝い・生育環境のお膳立てをする役まわりです。
「クリアタンク醸造」では、3 次元方向からの観察によって発酵の負荷を軽減し、自然発酵を優先することができます。
実際に醸造をしてみると分かりますが、発酵日数や精米歩合、酵母の種類などのスペックによって、泡の大きさや対流の度合い、動きの幅が大きく変化します。
この動的な変化に対し、醪(もろみ)の3 次元情報をもとに適切に対処することで、生物本来の自然な動きを優先することができるのです。
自然発酵に逆らわず、醪(もろみ)の動向を外部から見守りながら温度管理と櫂入れを調整する「クリアタンク醸造酒」は、繊細で優しく、優雅な味わいのお酒に仕上がります。
※クリアタンク醸造の苦労や発見、詳細については、ここでは書ききれませんので、当蔵で別途開催予定のクリアタンク醸造見学会にご参加下さい。
導入の軌跡をご紹介します。
1年目 | 2017年春 | 醸造作業上の試験的判断 |
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2年目 | 2017年秋 〜2018年春 |
麹の種類・酵母の種類・精米歩合・ 品温管理等の各条件におけるデータ収集 |
3年目 | 2018年秋 〜2019年春 |
本格的なクリアタンク醸造 |